3月初め、千葉県の海沿いの小さな町に一人暮らしをしていた叔父が亡くなったと、私の弟から電話がありました。
叔父は定年までは東京で会社勤めをしていました。若い頃、短期間、結婚していたこともあったと思いますが(多分2年弱位か…)離婚していました。子どもも持たなかったのです。定年後は千葉の海沿いの小さな町に、小さな家を購入して住んでいたようでした。4人兄弟で私の父の弟、父は4年前に亡くなりました。姉はずっと前に亡くなっています。一番下の妹はあの東日本大震災で津波にのまれて亡くなりました。今も見つかっていないそうです。勿論、両親は他界しています。
私も詳しくは知りませんが、叔父は子供の頃、片方の手をやけどで障害者になっていたと思います。そのことを悩んで苦しかった人生でもあったと思います。私と弟は、叔父が亡くなった時のことを母から何度か頼まれていました。父はすでに亡くなっており、叔父にもしものことがあった場合は私たち兄弟(私・妹・弟)に相続問題が発生することになります。他のいとこ達とは全く交流がないのでわかりません。私たち兄弟は同じ市内に住んでいますが、叔父の住む千葉とは遠く離れています。新幹線や高速を使って行かなければなりません。誰も叔父の家に行ったことはないのです。土地勘も無い所で、葬儀やらやらなければならないことになると考えると、とてもハードルの高いことでした。たまたま、今年の年明けに私が実家に帰っていた時に叔父から電話が入り、私とも電話を替わって、(多分)10年以上ぶり位で話をしたような気がします。叔父の声は若い頃と変わっておらず、話し方の癖も思い出しました。父もペースメーカーを装着していたのですが、叔父も最近ペースメーカーの手術をしたとのことでした。私が、亡き祖父母達の初孫だったこともあり、叔父も私には思い入れが強かったらしく、なぜか、私の言うことは聞くようなところが昔からありました。
人の一生…
人生
合掌